検査自体は10分程度、全体で20〜30分程度を目安としています。
口腔内全体を見て、触って調べることは口腔がん検診の大原則です。そして顎の骨の中に病変がないか、レントゲンで確認します。最後に、ペン型ライトのような観察装置を用いて口腔内全体を照らして細かく観察します。これは上皮性異形成や口腔がんが疑われる部位を検出する装置です。
部屋を暗くしてお口の中をライトで見るだけなので、機械が接触せず、熱くなく、痛い思いをすることはありません。
米国やカナダではほとんどの歯科医院で口腔がん検診が行なわれており、上記のような口腔内蛍光観察装置を導入する医院も年々増え続けています。
また、これらの検診の結果、上皮性異形成や口腔がんが疑われた場合は、精密な検査(組織検査、CT/MRI等の画像検査、血液検査等)が必要になることもありますが、まずは紹介状をお持ちになり、高次医療機関へかかっていただきます。実際に治療等を担当していただく病院や先生のご方針で、精密検査をして頂くべきだと考えています。
おかげさまで開院以来、市外や県外など遠方からも多くの方にご来院いただいているメニューの一つです。
早期発見、早期治療によりお一人でも多くの方々が救われることを願っています。